
決算では利益が出ている。工場もフル稼働している。それなのに、なぜか手元のお金は増えない。むしろ、材料や製品の山は増えているのに、通帳の残高は寂しいまま。製造業の経営者が抱えるこの矛盾には、はっきりとした理由があります。
まずお伝えしたいのは、製造業の「もうかっているのに資金が残らない」の犯人は、多くの場合、在庫と仕掛品に眠っているお金だということです。在庫は帳簿の上では資産ですが、売れて現金になるまでは、動かせないお金なのです。
本当の敵は、あなたの経営努力ではありません。「在庫は資産だから多くても安心」という思い込み、そして在庫の実態を数字で見ないまま先送りにする空気です。この記事では、在庫が資金繰りを圧迫する仕組みと、眠ったお金を動かす方法を、やさしく解説します。
ご相談いただいても、しつこい売り込みや契約の義務は一切ありません。既存の取引先や顧問税理士との関係もそのまま。まずは自社の現状を整理するだけでも構いません。
今月の無料相談枠は限定3社です。お早めにご相談ください。
タップできる目次
- 1 結論。製造業の資金繰りは「在庫という眠ったお金」を動かせば変わる
- 2 なぜ製造業は、在庫・仕掛品で資金繰りが苦しくなるのか
- 3 眠ったお金を動かす。早期経営改善計画という選択肢
- 4 在庫を制した製造業の未来と、自社対応の限界
- 5 よくある質問(Q&A)
- 5.1 バリューアップ支援事業と405事業(経営改善計画策定支援)の違いは何ですか。
- 5.2 どのような会社が対象になりますか。
- 5.3 費用はどのくらいかかりますか。
- 5.4 相談したら、契約を迫られませんか。
- 5.5 本業が忙しく、時間が取れません。それでも大丈夫ですか。
- 5.6 顧問税理士がいますが、相談してよいですか。
- 5.7 取引先や顧問を奪われることはありませんか。
- 5.8 この記事の内容は、どこまで信頼できますか。
- 5.9 どのくらいの期間で効果が出ますか。
- 5.10 まず何から始めればよいですか。
- 5.11 相談内容が外部に漏れる心配はありませんか。
- 5.12 欠品が怖くて在庫を減らせません。どうすればよいですか。
- 5.13 在庫の金額をきちんと把握できていません。相談できますか。
- 5.14 原材料の値上がりで資金繰りが厳しいです。対応できますか。
- 5.15 まとめ
結論。製造業の資金繰りは「在庫という眠ったお金」を動かせば変わる

先に結論をお伝えします。製造業の資金繰りは、在庫・仕掛品に眠るお金を見える化し、適正な水準まで動かすことで、大きく改善します。発注ロットの見直し、滞留在庫の処分、生産計画の適正化。新たに借りなくても、社内に眠るお金を動かすだけで手元資金は厚くなります。
そして、その立て直しを最小の手間で、費用も抑えて進める最短ルートが、認定経営革新等支援機関である当社と組み、早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)を活用することです。なぜそう言えるのか、この先で見ていきましょう。
なぜ製造業は、在庫・仕掛品で資金繰りが苦しくなるのか

在庫は「資産」ではなく「動かないお金」になりがち
製造業の資金繰りが苦しくなる最大の理由は、材料・仕掛品・製品といった在庫に、お金が形を変えて眠るからです。中学生にも分かるように言えば、「材料を買うお金は先に払ったのに、それが製品として売れてお金に戻るまで時間がかかる」からです。その間、お金は在庫という形で会社の中に閉じ込められています。
| 在庫の種類 | 眠っているお金 |
|---|---|
| 原材料 | 仕入代は払ったが、まだ使っていない |
| 仕掛品 | 加工の手間はかけたが、まだ完成前 |
| 製品 | 完成したが、まだ売れていない |
在庫が多い会社ほど、利益は出ていても現金は苦しくなりがちなのです。
「念のため」の過剰在庫が、資金を縛る
「欠品が怖い」「まとめて買えば安い」という理由で、必要以上の在庫を抱えていないでしょうか。安心のための在庫は、裏を返せば、動かせないお金を増やしているということです。過剰在庫は、値引き販売や廃棄のリスクも高め、利益そのものを削ります。適正な在庫水準を知ることが、資金繰り改善の鍵です。
在庫を「金額」で把握できていますか
多くの製造業が、在庫を「数量」では見ていても、「金額」では把握できていません。在庫を金額で見える化して初めて、どれだけのお金が眠っているかが分かります。まずは自社の在庫が、いくらのお金に相当するのかを知ることが第一歩です。
このまま何もしなければ、どうなるか
過剰な在庫を放置すれば、資金は在庫に縛られ続け、運転資金の不足を借入で埋める悪循環に陥ります。売れ残りが増えれば、値引きや廃棄で利益も失われます。黒字であっても、資金がショートする「黒字倒産」の危険すら現実になります。問題は、在庫は増えても痛みを感じにくく、対処が後回しになりやすい点にあります。だからこそ、数字で見える化し、早めに手を打つことが重要です。
眠ったお金を動かす。早期経営改善計画という選択肢

早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)の仕組みと流れ
早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)は、本格的な経営難に陥る前の「早期段階」で、資金繰りや収益構造の改善に着手する中小企業を後押しする、中小企業庁の公的支援制度です。大きな特長は、専門家に支払う計画策定費用の一部を国が補助してくれること、そして計画をつくって終わりではなく、その後の進捗確認(モニタリング)まで支援の対象になることです。「専門家に頼みたいが費用が心配」という経営者にとって、まさに最適な入り口になります。
支援の流れは、とてもシンプルです。まず認定経営革新等支援機関(国が認めた経営の専門家)である当社に相談し、次に資金繰り計画などを一緒に策定し、それを金融機関に共有し、策定後は定期的に振り返りながら改善を続けていきます。この制度は認定経営革新等支援機関の関与が前提となっており、当社がその中心的な役割を担います。制度の詳しい内容は、早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)の詳細のページ、および中小企業庁「早期経営改善計画策定支援事業」でご確認ください。
ここで多くの経営者が誤解しがちなのが、「これは経営が悪化した会社が使う制度だ」という思い込みです。実際はまったく逆で、本格的な悪化の前、まだ体力があるうちに使うほど効果が大きい制度です。早く動けば動くほど、選べる打ち手は多く、改善もスムーズに進みます。「まだ大丈夫」と思える今こそ、最良のタイミングなのです。なお、当社が大切にしているのは、経営者と一緒に手を動かす「策定支援・伴走支援」です。数字と向き合うプロセスそのものが、会社を強くするからです。
成果を生む、見える化・組み替え・伴走の3ステップ
資金繰りや財務の改善は、気合いや根性では進みません。次の3つのステップを、順番に踏むことが成功のカギです。とくに3つ目の「伴走」は一人では続きません。だれかが毎月一緒に数字を見てくれるからこそ、改善は続き、成果につながります。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 見える化 | 資金繰り表と管理会計で、お金の流れと利益の出どころを数字にする |
| 2 組み替え | 回収と支払いのタイミング、借入の返済計画、粗利率を見直し、お金が残る形にする |
| 3 伴走 | 計画を金融機関と共有し、毎月の数字を見ながら軌道修正を続ける |
この3ステップを、専門家の伴走で、しかも国の補助を使って費用を抑えながら実行できるのが、この制度の強みです。当社は損益分岐点分析(いくら売れば赤字にならないかを知る計算)などの管理会計を用い、「どこで利益が出て、どこでお金が消えているか」を徹底的に見える化します。
たとえば、粗利率(売上に対するもうけの割合)をわずか1%改善するだけでも、年商5億円の会社なら年500万円の利益改善に相当します。この積み重ねが、手元資金の余裕を生み出します。数字という共通言語で会社を語れるようになること。それが、財務改善のいちばんの土台になります。見えれば打ち手が決まり、打ち手が決まれば会社は変わります。
発注ロットと生産計画を見直し、在庫を適正化する
在庫に眠るお金を動かすには、発注や生産のやり方を見直すことが有効です。発注ロットを適正化する、需要に合わせた生産計画に切り替える、長期滞留した在庫は思い切って処分して現金化する。売上を増やさなくても、在庫を適正化するだけで手元資金は大きく増えます。当社は、どの在庫にどれだけお金が眠っているかを数字で見える化し、優先順位をつけて改善を進めます。
製品別の採算と資金繰り計画で、先を見える化する
製品別に「いくらの原価で、いくら残るか」を見える化すれば、力を入れるべき製品と、見直すべき製品が見えてきます。あわせて資金繰り計画を作れば、在庫と資金の動きを先読みできます。見えれば、生産も仕入も資金も、先手で判断できるようになります。早期経営改善計画策定支援では、この見える化と計画づくりを当社が伴走します。
ご相談いただいても、しつこい売り込みや契約の義務は一切ありません。既存の取引先や顧問税理士との関係もそのまま。まずは自社の現状を整理するだけでも構いません。
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在庫を制した製造業の未来と、自社対応の限界

在庫を制すると、製造業はこう変わる
在庫を適正にコントロールできるようになると、経営の景色は大きく変わります。まず目に見える変化として、在庫の山に縛られていたお金が現金に戻り、資金繰りに追われなくなります。工場の整理も進み、現場の動きも良くなります。
次に、通帳と時間の変化です。手元資金に余裕が生まれ、資金繰りの心配から解放され、生産の改善や新製品の開発に集中できるようになります。そして周囲の変化として、金融機関は計画的な会社として評価し、社員も安心して働けます。この筋肉質な経営を、ぜひ当社と共に手に入れましょう。
それでも、自社だけで進めるのが難しい理由
製造の現場を回しながら、在庫の金額での見える化、製品別採算の把握、資金繰り計画づくりまで進めるのは、時間的にも簡単ではありません。管理会計の専門知識も必要です。だからこそ、認定経営革新等支援機関である中小企業診断士と連携し、経営の数字を任せる製造業が増えています。現場に集中しながら、資金繰りを立て直しましょう。
KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)にできること
当社は、認定経営革新等支援機関として、これまで150社以上の中小企業の経営改善・資金繰り支援に伴走してきました。代表の松本昌史は、MBA(経営管理修士)・中小企業診断士・事業承継士・1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)に加え、一般社団法人金融検定協会の「中小企業事業再生マネージャー」に認定されています。数字に強い経営の専門家が、あなたの会社の伴走者になります。
計画策定から金融機関対応まで、実務の中心を当社が担うため、あなたの手間は最小限で済みます。本業に集中しながら、財務を立て直せます。費用や具体的なプランの詳細は、早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)の詳細のページでご確認ください。なお、ご相談いただいても、無理な売り込みや契約の強要は一切なく、既存の取引先や顧問税理士との関係もそのまま維持されます。まずは話を聞いてみるだけでも大丈夫です。
「何から手をつければいいか分からない」。その状態こそ、専門家に相談すべきサインです。当社は、建設業・製造業・サービス業をはじめ、幅広い業種の中小企業を支援してきました。あなたの会社の状況に合わせて、無理のない改善の道筋を一緒に描きます。ひとりで抱え込まず、まずは現状をお話しください。最初の一歩を、専門家が全力でお手伝いします。
よくある質問(Q&A)

バリューアップ支援事業と405事業(経営改善計画策定支援)の違いは何ですか。
早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)は、本格的な悪化の前の「早期段階」で使う、比較的シンプルな制度です。金融機関の同意も原則不要で、気軽に着手できます。一方、405事業(経営改善計画策定支援)は、すでに金融支援が必要な段階で、より詳細な計画と金融機関との調整を前提とします。本記事の対象は、早期段階で使えるバリューアップ支援事業です。
どのような会社が対象になりますか。
資金繰りに不安がある、利益が残らない、経営を数字で見える化したいと考える中小企業・小規模事業者が幅広く対象です。深刻になる前の元気なうちに使うほど、選べる打ち手は多くなります。
費用はどのくらいかかりますか。
専門家費用の一部は国の補助の対象となります。具体的な金額や補助の範囲は時期により変わることもあるため、早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)の詳細のページでご確認ください。この記事では正確性を期すため、具体的な金額の記載は控えています。
相談したら、契約を迫られませんか。
いいえ。まずは現状をお聞きし、最適な進め方をご提案するところから始めます。無理な勧誘や契約の強要は一切ありません。状況を整理するだけでも、次の一手が見えてきます。
本業が忙しく、時間が取れません。それでも大丈夫ですか。
ご安心ください。計画策定や金融機関対応の実務は、認定経営革新等支援機関である当社が主導します。あなたの負担は最小限に抑えられるため、本業に集中しながら改善を進められます。
顧問税理士がいますが、相談してよいですか。
もちろんです。税務と、資金繰り・経営改善の伴走支援は役割が異なります。顧問税理士と連携しながら進めるケースも多く、むしろスムーズに進みます。既存の関係を奪うことはありません。
取引先や顧問を奪われることはありませんか。
ありません。当社の役割は、あなたの会社の財務と経営を良くする伴走支援です。既存の取引関係はそのまま維持されます。あなたの会社の味方として動くパートナーだとお考えください。
この記事の内容は、どこまで信頼できますか。
本記事は、認定経営革新等支援機関であるKICKコンサルティング株式会社(銀座本社)の代表で、中小企業診断士・MBAの松本昌史が、150社以上の支援経験と、中小企業庁「早期経営改善計画策定支援事業」の公的情報にもとづいて執筆しています。確証のない数値は記載せず、正確性を最優先しています。
どのくらいの期間で効果が出ますか。
資金繰り表の整備や回収・支払いの見直しは、着手すれば比較的早く効果が表れます。粗利や収益構造の改善は数か月から1年単位で取り組むテーマです。まずは見える化から始め、効果の出やすいものから着実に進めます。断定的な効果の保証はできませんが、多くの会社で改善の手応えが得られています。
まず何から始めればよいですか。
まずは無料相談で、自社の現状をお話しください。手元に試算表や決算書があればスムーズですが、なくても構いません。そこから、あなたの会社に合った改善の道筋を一緒に描いていきます。難しい準備は要りません。必要なのは、「相談してみよう」という小さな決断だけです。
相談内容が外部に漏れる心配はありませんか。
ありません。ご相談の内容は厳重に管理し、外部に漏れることはありません。安心して、現状の悩みや不安をそのままお話しください。正直にお話しいただくほど、的確なご提案ができます。
欠品が怖くて在庫を減らせません。どうすればよいですか。
やみくもに減らすのではなく、製品ごとの需要と回転を数字で見える化し、適正な水準を見極めることが大切です。欠品リスクを抑えながら、眠るお金だけを減らすことは十分に可能です。当社が一緒に適正水準を設計します。
在庫の金額をきちんと把握できていません。相談できますか。
もちろんです。多くの製造業が同じ状態からスタートします。当社が在庫の金額での見える化から伴走しますので、専門知識がなくても問題ありません。まずは今ある資料をもとにご相談ください。
原材料の値上がりで資金繰りが厳しいです。対応できますか。
はい。仕入や在庫の見直しに加え、価格転嫁の考え方や粗利率の改善など、複数の角度から立て直しを進めます。値上がり局面こそ、数字にもとづく経営判断が力を発揮します。まずは現状をお聞かせください。
ご相談いただいても、しつこい売り込みや契約の義務は一切ありません。既存の取引先や顧問税理士との関係もそのまま。まずは自社の現状を整理するだけでも構いません。
今月の無料相談枠は限定3社です。お早めにご相談ください。
まとめ
製造業の「もうかっているのに資金が残らない」の犯人は、在庫と仕掛品に眠るお金です。在庫を金額で見える化し、発注や生産を見直して適正化すれば、新たに借りなくても手元資金は厚くなります。その最短ルートが、認定経営革新等支援機関である当社と組み、早期経営改善計画策定支援(バリューアップ支援事業)を活用することです。在庫の先送りと決別する一歩を、今日から共に踏み出しましょう。
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