【知らないと損】年商2億円の建設会社も企業評価書を依頼できる3点

「決算書を見たら債務超過になっていた。このままでは特定技能の受入申請が通らないのでは……」

そう感じた瞬間、採用計画が止まった経験はありませんか。年商2億円前後の建設会社が外国人技能実習・特定技能の受入を検討したとき、財務上のハードルが意外なほど高い壁になるのは、あなたの会社だけではありません。

実際、中小建設業の資金繰りは構造的に厳しい局面に置かれています。国土交通省の建設工事施工統計調査(令和4年度)によれば、年間完成工事高が2億円未満の建設業者は全体の約60%を占め、その多くが出来高払いのサイクルや材料費高騰で収支が圧迫されています。役員借入金が積み上がった結果、貸借対照表上では債務超過に見えてしまう。それでも現場は動いており、受注残は十分にある——そういう会社が大半です。

問題は「財務数値の見た目」と「実態の経営力」のギャップを、第三者が書面で証明しなければ審査が進まない点にあります。外国人技能実習機構(OTIT)の技能実習計画認定申請チェックリスト(別紙②-1、番号20)には、直近事業年度に債務超過がある法人について、「中小企業診断士、公認会計士等の企業評価を行う能力を有すると認められる公的資格を有する第三者が改善の見通しについて評価を行った書類も提出してください」と明記されています。つまり、税理士や行政書士では、この書類を作成する資格要件を満たしません。

共通の敵はここにあります。「誰に頼めばいいか分からない」「顧問税理士に相談したら断られた」——そのまま時間だけが過ぎ、採用計画が崩れていく。この記事では、その壁を越えるための具体的な道筋を、中小企業診断士の立場からお伝えします。

今月の無料相談枠は残り3社です。企業評価書の要否・作成可否を30秒でご確認いただけます。

タップできる目次

年商2億円の建設会社に企業評価書が必要になる本当の理由

「企業評価書は大企業の話では?」と感じる経営者は少なくありません。しかし、この書類が問題になるのは、むしろ年商1億〜5億円規模の中小建設業者に集中しています。理由は財務構造の特殊性にあります。

建設業が債務超過に見えやすい3つの財務構造

財務構造の特徴具体的な内容評価書で解消できるか
役員借入金の累積経営者が自社に貸し付けた資金が負債として計上され、純資産がマイナスになる実態純資産を根拠に改善見通しを示すことができる
出来高払いの時間差完成・引渡し後に入金されるため、期末タイミングで未収金が膨らみ、収益認識とのズレが生じる受注残・完成予定工事を根拠に将来収益を論理的に提示できる
材料費・外注費の上昇2022〜2024年の鉄筋・木材・燃料高騰で原価率が上昇し、利益が圧縮されたコスト構造の改善施策と価格転嫁計画を数値で示せる

これらはいずれも「経営実態の悪化」ではなく「会計上の見え方の問題」です。しかし、OTITの審査担当者は決算書の数値だけを見て判断します。第三者の専門家が「この会社は改善の見通しがある」と評価した書面がなければ、審査は前進しません。

特定技能・技能実習・育成就労、それぞれの審査との関係

技能実習制度については、OTITの提出書類チェックリスト別紙②-1の番号20が、債務超過法人に第三者評価書の提出を求める根拠です。一方、特定技能については出入国在留管理庁の審査において、雇用契約の安定性・継続性を示す書類として財務状況の説明が実務上求められます。また、2024年に法律が成立し2027年の本格施行が予定される育成就労制度においても、企業の財務健全性に関する基準は同様の方向で整備が進むとみられています。

いずれの制度においても共通するのは、「この会社は外国人労働者を安定的に雇用できるのか」を書面で示す義務です。その書面を作れる資格者が、中小企業診断士または公認会計士に限定されているという事実は変わりません。

審査を通す企業評価書の設計思想と、放置した場合の3つのリスク

「今はまだ大丈夫」と先送りにした場合、何が起きるか。現場感覚で整理します。

リスク1:申請却下による採用計画の全面停止

企業評価書なしで申請を提出した場合、OTITから追加書類の要求または却下通知が届きます。再申請には書類の準備から数え直しとなるため、最短でも2〜3ヶ月の遅延が生じます。採用を予定していた外国人労働者の入国スケジュールが崩れ、現場の人員計画が根本から狂います。建設工事の工期は固定されています。人が入らなければ工期遅延、工期遅延は発注者との信頼関係に直結します。

リスク2:人手不足が慢性化し、受注機会を失う

厚生労働省「令和5年度 建設労働需給調査」によれば、建設業の有効求人倍率は全職種平均の約3倍水準で推移しています。国内の若年労働者が建設現場に戻らない状況は、短期的には改善しません。外国人技能実習・特定技能の活用は選択肢ではなく、今後10年の事業継続に直結する経営判断です。受入が1年遅れるごとに、失う受注機会は積み上がります。

リスク3:監理団体・送出機関との信頼関係が損なわれる

監理団体や送出機関は、実績のある受入企業を優先的に紹介します。「申請が通らなかった企業」という評価が一度ついてしまうと、次の候補者紹介が後回しになるリスクがあります。採用コストをかけて選考まで進めながら、最終段階で書類不備で止まる——そのような失敗を繰り返すほど、外部からの信頼は低下します。

「自社でなんとかしよう」が最も危険な選択肢

企業評価書の法定様式はなく、インターネット上にもひな形は公開されていません。経営者や経理担当者が独自に作成しようとしても、OTITが審査で確認する項目・論拠の水準・資格者要件のいずれも独学で把握することは困難です。仮に書面を作成して提出したとしても、作成者の資格が要件を満たさない場合は受理されません。

また、「顧問税理士に頼んだが断られた」「行政書士事務所に相談したが専門外と言われた」という声は実際に多く寄せられています。この書類に対応できる専門家が少ない理由は、企業評価(経営分析・改善計画の立案)という業務が中小企業診断士の専門領域であり、財務会計の記帳を主業務とする税理士や、許認可申請を専門とする行政書士とは異なる知識体系を必要とするからです。だからこそ、企業評価書の作成に特化した中小企業診断士への依頼が、最も確実で最も速い選択肢になります。

売り込みは一切ありません。相談後に義務が発生することもありません。

企業評価書の具体的な作成ステップ

「どんな内容を書けばいいのか」「何を根拠にすれば審査官に納得してもらえるのか」——この問いに正確に答えられる専門家は、日本全国でもそれほど多くありません。

企業評価書(改善見通しに関する評価書面)には、法定の様式はありません。しかし、OTITの審査を通過するためには、盛り込むべき要素と論理構成が実務上定まっています。企業評価書(改善見通し評価書面)の専門作成サービスにおいて、次の4ステップで対応しています。

ステップ1:財務診断——「なぜ債務超過に見えるか」を分解する

決算書(貸借対照表・損益計算書)を直近2〜3期分分析し、債務超過の発生原因を特定します。役員借入金によるものか、累積損失によるものか、一時的な特損計上によるものか——原因によって、改善見通しの論拠まったく異なります。この分析が甘いと、評価書全体の説得力が落ちます。

ステップ2:実態純資産の算定と経営改善の論拠設計

会計上の数値と経営実態の差を埋める作業です。役員借入金を疑似資本として再評価する、受注残工事の将来収益を算入する、コスト削減施策の効果を定量化するなど、審査官が「この会社は継続できる」と判断できる論拠を複数積み上げます。根拠のない楽観論は審査で弾かれます。数値の裏付けが命です。

特に建設業においては、施工中の工事における未請求残高(工事未収入金・完成工事未収入金)を正確に把握し、その将来入金予定を根拠として提示することが有効です。また、減価償却の加速計上や一時的な特別損失が積み上がった期があれば、その要因を説明した上で正常収益力を算出します。こうした業種固有の論点を丁寧に拾い上げることが、評価書の厚みにつながります。

ステップ3:書面の構成と文章設計

評価書は「経緯→現状→課題→改善策→見通し」という論理の流れで構成します。審査官が読む順番を意識し、最も重要な結論(改善見通しがある)を冒頭に示した上で、根拠を順に積み上げる設計が有効です。文章の曖昧さは審査官の疑念を呼びます。断言できる数値は断言し、不確実な部分は前提条件を明示します。

ステップ4:納品・提出サポートと追加照会への対応

完成した評価書を納品した後、OTITや出入国在留管理局から追加の照会が来た場合の対応支援も行います。申請書類の書き方についてのアドバイスも申請サポートの範囲で対応します。なお、申請手続きそのものは行政書士の業務範囲であり、KICKコンサルティングは申請支援・書類作成に特化したサービスを提供しています。

外国人技能実習・特定技能の企業評価書

中小企業診断士だけが書ける理由と、年商2億円規模への対応力

税理士・行政書士では対応できない根拠

資格区分OTIT別紙②-1 番号20の資格要件企業評価書の作成可否
中小企業診断士明示的に要件充足作成可
公認会計士明示的に要件充足作成可
税理士要件に明示なし要件充足の根拠が不明確
行政書士要件に明示なし要件充足の根拠が不明確

OTIT提出書類チェックリスト別紙②-1の番号20には、「企業評価を行う能力を有すると認められる公的資格を有する第三者」と明記されています。税理士や行政書士が記名押印した評価書を提出しても、OTITが資格要件を認めない可能性があります。顧問税理士から「企業評価書は書ける」と言われた場合でも、この資格要件のリスクを十分に確認することをお勧めします。

年商2億円規模の建設会社に特有の支援ポイント

年商2億円前後の建設業者は、財務的な課題が「構造的なもの」であることが多く、単純な赤字改善とは異なる視点が必要です。具体的には、工事別原価管理の精度向上、外注費の適正化、役員報酬の見直しによる損益改善、受注残を活用した将来キャッシュフロー予測など、建設業固有の財務構造を熟知した分析が評価書の説得力を高めます。

さらに、建設業の場合は公共工事・民間工事の比率、長期工事の進行基準・完成基準の適用方法、下請構造における支払サイトの長さなど、業種特有の論点が財務評価に影響します。これらを正確に把握しないまま作成した評価書は、審査官から「実態を反映していない」と判断されるリスクがあります。中小建設業の財務構造を熟知した専門家が作成するかどうかが、評価書の品質を大きく左右します。

KICKコンサルティングは認定経営革新等支援機関(中小企業庁)として、中小建設業の財務改善支援を数多く手がけてきました。150社以上の法人支援実績の中には、建設業(足場・鉄筋・内装・土木・鉄骨など)を含む複数の業種が含まれています。

依頼で変わる未来とKICKコンサルティングのサービス全容

企業評価書が完成した先に、何が変わるのか。抽象的な「安心」ではなく、具体的な3つの変化として整理します。

採用計画が動き出す確実性

企業評価書が審査要件を満たす形で提出されれば、財務上の懸念事項が解消され、申請審査が本題(受入体制・技能要件)に進みます。採用予定の外国人労働者との調整が具体化し、現場の人員計画を年度単位で描けるようになります。職人不足で断らざるを得なかった案件に、再び手が届く状態をつくることができます。

経営実態が「見える化」される経営基盤

企業評価書の作成プロセスは、経営改善計画の策定と表裏一体です。財務診断・実態純資産の算定・将来収益の論拠設計を経ることで、自社の強みと課題が数値で整理されます。これは銀行との資金調達交渉においても、発注者への信頼性向上においても、有効な経営情報になります。評価書は申請のためだけの書類ではなく、会社の実態を正しく示す経営ツールでもあります。

後継者・従業員が誇れる「続く会社」の証明

「この会社は経営改善の見通しがある」という第三者認定は、社内外への強いメッセージです。長年一緒に働いてきた職人や従業員が、「この会社に将来性がある」と感じられる会社になる。金融機関が「この経営者は現状を把握している」と評価する会社になる。それが、事業承継や次の成長投資への布石になります。この3つの確かな未来を、共に手に入れましょう。

ご相談内容は厳守します。相談後の強引な勧誘は一切行いません。

KICKコンサルティングのサービス内容と依頼の流れ

KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)は、中小企業庁認定の経営革新等支援機関です。代表の松本昌史(MBA・中小企業診断士・1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)・一般社団法人金融検定協会「中小企業事業再生マネージャー」認定)が、法人支援150社以上の実績をもとに直接対応します。

対応内容

サービス項目内容
財務診断・実態分析決算書(貸借対照表・損益計算書)を複数期分析し、債務超過の原因と実態純資産を算定
経営改善計画の策定建設業固有の収支構造を踏まえた改善シナリオを数値で設計
企業評価書の作成・納品OTIT審査基準に適合した書面を、中小企業診断士名義で作成・押印。最短1〜3営業日で納品
申請サポート申請書類の構成アドバイス・追加照会への対応支援(申請手続きそのものは行政書士業務のため対象外)
対応エリア全国対応(Zoom等によるオンラインヒアリング完結。来社不要)

ご依頼の流れ(最短3営業日で完結)

お問い合わせ → オンラインヒアリング(Zoom・30〜60分)→ 財務診断・評価書作成 → 納品。決算書のご提出とヒアリングへのご参加が、経営者に求める作業のほぼすべてです。書類作成の手間を最小限に抑えた設計で、忙しい経営者の負担を軽減します。

リスクリバーサル:ご相談いただいた段階で義務は一切発生しません。「企業評価書が必要かどうか分からない」という段階でのご相談も歓迎します。まず現状をお聞きし、貴社に本当に必要な対応をお伝えします。強引な営業は行いません。

毎月の対応枠には上限があります。お急ぎの方は今すぐお申し込みください。



よくあるご質問

Q1. 年商2億円の建設会社でも企業評価書の作成を依頼できますか?
はい、対応しています。企業評価書の必要性は売上規模ではなく「直近事業年度に債務超過があるかどうか」で決まります。年商1億〜5億円規模の中小建設業者のご依頼が多く、規模を問わずに対応しています。
Q2. 企業評価書は誰でも作成できますか?
作成できる資格者は限定されています。OTIT(外国人技能実習機構)の技能実習計画認定申請チェックリスト(別紙②-1、番号20)では、「企業評価を行う能力を有すると認められる公的資格を有する第三者」として中小企業診断士・公認会計士等が明示されています。税理士や行政書士が作成した評価書は、この資格要件を満たさない可能性があります。
Q3. 役員借入金があると企業評価書は通りにくいですか?
役員借入金が原因の債務超過は、適切に説明することで審査上の問題を解消できるケースが多いです。役員借入金は実質的に自己資本と同等の性質を持つことを財務的に論証し、実態純資産を算定することで、改善見通しの根拠として提示します。
Q4. 企業評価書の作成にはどのくらいの期間がかかりますか?
通常は3〜5営業日で納品しています。緊急の場合は最短1営業日での対応も可能です。決算書の受領とヒアリング(Zoomで30〜60分)が完了した後、速やかに着手します。
Q5. 技能実習と特定技能、どちらの申請でも企業評価書は必要ですか?
技能実習については、OTITの提出書類チェックリスト別紙②-1の番号20に明記された必須書類です。特定技能については出入国在留管理庁の審査において、雇用の安定性・継続性を説明する書類として実務上求められます。制度を問わず、債務超過がある場合は評価書の準備を推奨します。
Q6. 顧問税理士に相談したら「自分で書ける」と言われましたが大丈夫ですか?
OTITが求める資格要件(別紙②-1・番号20)に税理士の資格は明示されていません。税理士が作成した書面がOTITに認められない可能性があり、再提出・遅延のリスクがあります。資格要件を確実にクリアするには、中小企業診断士または公認会計士が作成した評価書を用意することを強くお勧めします。
Q7. 全国どこでも対応してもらえますか?
はい、全国対応しています。ヒアリングはZoom等のオンラインで完結するため、来社は不要です。北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄を問わずご依頼を受け付けています。
Q8. 育成就労制度への移行後も企業評価書は必要になりますか?
2024年に法律が成立した育成就労制度は、2027年の本格施行が予定されています。移行期間中は技能実習制度の規定が適用される経過措置があり、財務要件に関する書類の取り扱いも同様の方向で整備が進む見込みです。詳細は施行規則・告示の公表を確認しつつ、現時点では技能実習のOTIT基準に準じた対応を推奨します。
Q9. 企業評価書を作成してもらっても審査が通らない場合はありますか?
企業評価書はあくまでも申請書類の一部であり、審査結果を保証するものではありません。ただし、OTITが求める資格要件を満たした第三者評価書を提出することで、財務上の懸念点が解消された状態で審査に臨むことができます。その他の書類要件(受入体制・技能要件など)と合わせて総合的に審査されます。
Q10. 相談だけでも費用はかかりますか?
初回の無料相談には費用は一切かかりません。企業評価書の要否確認、現状の財務状況のヒアリング、作成スケジュールの確認まで、相談段階での費用は発生しません。相談後に依頼するかどうかはご自由にご判断ください。



まとめ

年商2億円規模の建設会社が外国人技能実習・特定技能の採用に踏み出すとき、財務上の「見た目」が最初の壁になります。しかしその壁は、正しい専門家が正しい方法で評価書を作成することで越えられます。

重要な点を3つ整理します。

第一に、OTIT別紙②-1の番号20が定める資格要件は、中小企業診断士または公認会計士に限定されています。税理士・行政書士では要件を充足しない可能性があります。

第二に、建設業の債務超過は多くの場合「実態ではなく会計上の問題」です。役員借入金・出来高タイミングのズレ・材料費高騰など、原因ごとに論拠を設計した評価書が審査の通過確率を高めます。

第三に、採用計画の遅延は工期遅延・受注機会の喪失・監理団体との信頼低下という連鎖リスクを生みます。動き出すなら、早いほど損失は少なくなります。

KICKコンサルティングは、顕在的な課題を持つ経営者と同じ目線に立ち、審査を見据えた企業評価書を作成します。今月の対応枠は残り3社です。採用計画に期限がある場合は、一日でも早いご相談をお勧めします。

KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)|中小企業庁 認定経営革新等支援機関

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