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【建設業の皆様へ】債務超過でも特定技能・技能実習の受入れは「突破」できます!

「債務超過=不許可」は、実は大きな思い込みです
「うちは債務超過だから、外国人材の受入れなんて無理だろう…」
建設業の社長様から、こうしたご相談を数多くいただきます。たしかに、直近決算で貸借対照表の純資産がマイナスになっていれば、気持ちが沈むのは当然です。しかし、債務超過=即不許可、ではありません。これは、外国人材活用を検討する建設業の経営者様が最初に知っておくべき、極めて重要なポイントです。
特定技能制度における在留資格の審査を行う出入国在留管理局(以下「入管」)が注目しているのは、「過去の赤字」そのものではなく、「今後、事業を継続し、外国人材を安定的に雇用し続けることができるかどうか」という一点に尽きます。つまり、貴社の決算書が赤字であっても、債務超過であっても、将来に向けた再生可能性を合理的かつ説得力のある形で示すことができれば、許可を取得する道は確実に存在するのです。
では、なぜ「債務超過=不許可」という思い込みが広がってしまったのでしょうか。その背景には、特定技能の在留資格申請に必要な書類の一つである「評価書面」の存在があります。評価書面とは、受入企業の財務状況や事業の安定性を第三者の専門家が評価し、当局に提出する書類です。この評価書面が不十分であった場合、あるいは自社で形式的に作成しただけの場合に不許可となるケースが散見されました。そして、不許可になった企業の多くが債務超過であったことから、「債務超過だから落ちた」という誤った因果関係が口コミで広がり、多くの経営者がチャレンジそのものを諦めてしまっている――これが実態です。
不許可の本当の原因は「債務超過」ではなく、「評価書面の説得力不足」です。正しい専門家に依頼し、正しいロジックで書面を作成すれば、債務超過企業であっても許可取得は十分に可能です。
入管が本当にチェックしているのは「未来の再生可能性」
出入国在留管理局の審査官は、企業の決算書をただ眺めて「赤字だからダメ」「黒字だからOK」と機械的に判断しているわけではありません。審査のポイントは、あくまで「この企業は、外国人労働者を適切な条件で継続的に雇用できるだけの経営基盤を有しているか、あるいは近い将来に有する見込みがあるか」です。
具体的に言えば、以下の要素が評価の対象となります。
| 審査の観点 | チェック内容 |
|---|---|
| 事業の継続性 | 受注残高、主要取引先との関係、公共工事の入札実績、経審(経営事項審査)の点数推移 |
| 財務の安定性 | 直近3期分の損益計算書、貸借対照表の推移、キャッシュフローの状況、借入金の返済計画 |
| 改善の見通し | 収益改善計画の合理性、自己資本比率の回復見込み、具体的な施策の実行可能性 |
| 報酬支払い能力 | 外国人材への適切な賃金を継続的に支払えるだけの資金繰り余力 |
ここで重要なのは、3番目の「改善の見通し」です。直近決算で債務超過であっても、今後3年から5年の間に純資産がプラスに転じる合理的な計画を提示できれば、審査官は「この企業には将来性がある」と判断できます。逆に、黒字企業であっても、受注が急減しているにもかかわらず何の対策も示していなければ、許可が下りないことすらあり得ます。審査は「現在の数字」だけでなく、「未来のストーリー」を含めた総合的な判断なのです。
建設・土木業界が今直面している「二重苦」の正体
ここで、建設業・土木業界が現在置かれている経営環境を改めて整理しましょう。この業界は、まさに「人手不足」と「資材高騰」という二つの逆風が同時に吹き付けるという、極めて厳しい状況にあります。
まず、人手不足について。国土交通省の統計によれば、建設業の就業者数はピーク時の1997年から大幅に減少しており、高齢化率も他産業と比較して著しく高い水準にあります。とりわけ土木分野においては、若年入職者の確保が年々困難になっており、技能者の引退による技術継承の断絶は業界全体の存続に関わる深刻な問題です。現場で「人がいない」「職人が足りない」という声は、もはや日常的な経営課題となっています。
次に、資材高騰。鉄鋼、セメント、木材、燃料――建設業に不可欠なあらゆる資材が値上がりを続けています。公共工事においてはスライド条項の活用が可能なケースもありますが、民間工事では契約時の見積額で施工せざるを得ず、利益が圧迫されるケースが後を絶ちません。完成工事高は維持できていても、完成工事原価が膨張することで利益率が悪化し、結果として決算が赤字に転落する――これは今、多くの建設会社が直面しているリアルな状況です。
この二重苦を打開する鍵の一つが、外国人材の戦略的な活用です。特定技能制度や技能実習制度を通じて、技能を持った外国人労働者を受け入れることは、単なる「人手の補充」ではありません。これまで外注に頼っていた業務を内製化することで外注費を削減し、固定費の最適化を図り、結果として利益率そのものを構造的に改善する――これが、建設業における外国人材活用の本質的な価値なのです。
ポイント整理:
- 債務超過=不許可ではない。入管が見るのは「再生可能性」。
- 不許可の真因は「評価書面の質」にある。
- 建設業は「人手不足」×「資材高騰」の二重苦に直面している。
- 外国人材の戦略的活用は、利益率の構造的改善に直結する。
- 正しい専門家による評価書面の作成が、突破の第一歩。
評価書面こそが「未来への扉」を開く鍵
では、「突破」のために何をすればよいのか。答えは明快です。財務的に説得力のある「評価書面」を、建設業の経営実態を深く理解した専門家に依頼して作成すること――これに尽きます。
評価書面は、単に「決算書を貼り付けてコメントを加えた書類」ではありません。企業の過去の財務データを分析し、現在の受注状況や資金繰りを精査した上で、将来の収益改善計画を数値的根拠とともに提示する「事業の未来図」です。建設業・土木業においては、完成工事高と完成工事原価の構造分析、未成工事受入金と未成工事支出金のバランス分析、受注残高に基づく売上予測、経審点数の改善シナリオなど、業界特有の論点を正確に織り込む必要があります。
こうした高度な専門性を持つ評価書面を作成できるのは、財務分析と事業再生の双方に精通した中小企業診断士です。KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)は、中小企業診断士が在籍し、事業再生マネージャーの資格も有する認定経営革新等支援機関として、建設業をはじめとする120社以上の中小企業を支援してまいりました。債務超過だからと諦める前に、まずは私たちにご相談ください。貴社の「未来の再生可能性」を、最も説得力のある形で書面に落とし込むこと――それが、私たちKICKコンサルティングの使命です。
次章では、土木・建設業に特化した「収益改善ロジック」の具体的な組み立て方を、一次情報とともに解説していきます。
土木・建設業特有の「収益改善ロジック」を構築する3つの情報

前章で述べた通り、債務超過企業が特定技能の許可を取得するためには、「将来の収益改善が合理的に見込める」ことを評価書面で示すことが不可欠です。しかし、ここで大きな問題が生じます。「収益改善計画って、具体的にどう書けばいいのか?」「建設業の特殊な会計処理をどう反映させるのか?」という疑問です。本章では、建設業・土木業に特化した収益改善ロジックの組み立て方を、3つの一次情報に基づいて徹底解説します。
受注残とキャッシュフローの「見える化」が全ての始まり
建設業の経営において、最も重要でありながら最も見落とされがちなのが、受注残高(バックログ)とキャッシュフローの関係を正確に把握することです。製造業や小売業とは異なり、建設業は「受注してから完成・引渡しまで」に数ヶ月から数年の期間を要します。この時間的ギャップが、損益計算書上の利益とキャッシュ(現金)の動きを大きく乖離させる原因となります。
たとえば、期末時点で1億円の受注残があるとします。この1億円は、まだ売上として計上されていませんが、今後の完成工事高として確実に収益に変わるパイプラインです。入管の審査官に対して「当社は債務超過ですが、来期以降の売上は受注残から逆算してこのように見込めます」と説明できれば、これは極めて強力なエビデンスになります。
しかし、受注残をただ積み上げるだけでは不十分です。同時に、「未成工事受入金」と「未成工事支出金」のバランスも詳細に分析する必要があります。
| 勘定科目 | 意味 | キャッシュへの影響 |
|---|---|---|
| 未成工事受入金 | 発注者から前受けしている金額(まだ完成していない工事の入金分) | 手元資金としてプラスに作用 |
| 未成工事支出金 | まだ完成していない工事に投じたコスト(材料費、外注費、労務費等) | 手元資金としてマイナスに作用 |
未成工事受入金が未成工事支出金を上回っていれば、工事が進むほど資金繰りは安定します。逆に、未成工事支出金が大幅に超過していれば、完成・引渡しまでの間に資金がショートするリスクがあります。この2つの勘定科目のバランスを工事案件ごとに分解し、キャッシュフロー予測と紐づけることが、建設業の収益改善計画書における第一のポイントです。
具体的な評価書面の書き方としては、直近期末の受注残高一覧表を作成し、各案件の予定完成時期・予定利益率を記載した上で、四半期ごとのキャッシュフロー予測表を添付するのが効果的です。入管の審査官は「この企業には来期以降も安定した売上とキャッシュインが見込める」と判断しやすくなります。
受注残の可視化には、工事台帳(案件別原価管理表)のデータを活用します。完成工事高の推移だけでなく、工事進行基準・完成基準のどちらを適用しているかも明記しましょう。審査では会計処理の一貫性も評価されます。
経審(経営事項審査)点数と連動した「信頼回復シナリオ」
建設業の経営者であれば、経営事項審査(経審)の重要性は説明するまでもないでしょう。公共工事の入札に参加するために不可欠なこの審査は、企業の経営状況を客観的に数値化する仕組みであり、「総合評定値(P点)」として点数化されます。実は、この経審の点数は、特定技能の評価書面を作成する上でも極めて有効な「信頼の証」となります。
経審の評価項目は大きく以下の5つに分かれます。
| 評価項目 | 記号 | 主な評価内容 |
|---|---|---|
| 経営規模 | X | 完成工事高、自己資本額、利払前税引前償却前利益 |
| 技術力 | Z | 技術職員数、元請完成工事高 |
| 社会性等 | W | 労働福祉、建設機械保有、防災活動等 |
| 経営状況 | Y | 純支払利息比率、負債回転期間、自己資本比率等 |
債務超過の建設会社が特定技能の評価書面を作成する際に、経審の点数推移を活用する意義は大きいです。なぜなら、経審のY評点(経営状況分析)は、自己資本比率や利益率など、まさに入管が注目する財務指標と直結しているからです。
たとえば、直近のY評点が低くても、過去3期のトレンドで改善傾向が見られる場合、「当社は財務体質の改善を着実に進めている」というエビデンスになります。さらに、今後の収益改善計画と照らし合わせて「3年後にはY評点がこの水準に達する見込み」と示すことで、審査官に対して「数字に裏打ちされた信頼回復のシナリオ」を提示できます。
また、Z評点(技術力)も見逃せません。特定技能の外国人材を受け入れることで技術職員数が増加すれば、Z評点の向上に寄与します。つまり、外国人材の受入れが経審の点数改善にもつながり、公共工事の受注機会が拡大し、さらなる売上増加に結びつく――この好循環のロジックを評価書面に明記することで、計画の説得力は飛躍的に高まるのです。
外国人材の活用による「外注費の内製化」と利益率向上の構造
建設業の収益改善計画において、最も強力なロジックの一つが、「外注費の内製化」です。多くの建設・土木会社は、技能者不足のために現場作業の一部を外注(一人親方や下請け業者への発注)に頼っています。しかし、外注費は変動費として利益を圧迫する大きな要因です。
ここで、特定技能や技能実習の外国人材を受け入れることで、従来外注していた作業を社内の人員で対応できるようになれば、外注費が「人件費(固定費)」に置き換わります。一見すると、固定費が増えるように見えますが、ここに重要なカラクリがあります。
| 比較項目 | 外注の場合 | 内製化の場合 |
|---|---|---|
| コスト構造 | 案件ごとに外注費が発生(外注先の利益も含むため割高) | 月額固定の人件費(外注先の利益マージン分を削減可能) |
| 品質管理 | 外注先の管理体制に依存 | 自社の品質基準で直接管理可能 |
| 利益率への影響 | 売上が増えても外注費が比例して増加→利益率は横ばい | 売上増加時に人件費は固定→限界利益率が大幅に改善 |
| 経審への影響 | 外注比率が高いとマイナス評価 | 自社施工力の向上→技術力評価(Z評点)向上 |
具体的な数値イメージを示します。仮に年間の外注費が3,000万円の土木会社が、特定技能人材5名を月給25万円(年間1,500万円+社会保険料等約450万円=約1,950万円)で受け入れたとします。外注費3,000万円のうち60%(1,800万円分)の業務を内製化できれば、年間のコスト削減効果は約1,800万円 − 1,950万円 = △150万円…と一見マイナスに見えます。しかし、ここがポイントです。残り40%の外注費1,200万円に加え、内製化によって受注可能な工事の幅が広がることで売上そのものが増加します。さらに、稼働率を高めることで一人当たりの生産性も向上し、損益分岐点売上高が大幅に下がります。
評価書面においては、この外注費の内製化→限界利益率の改善→損益分岐点の引き下げ→債務超過解消までの年数の短縮という一連のロジックを、具体的な数値シミュレーション付きで記述します。これこそが、土木・建設業の収益改善計画における最も説得力のあるストーリーであり、入管の審査官が「この計画は実現可能だ」と判断する決め手になるのです。
建設業の収益改善計画を支える3つの柱は、(1)受注残とキャッシュフローの可視化、(2)経審点数と連動した信頼回復シナリオ、(3)外注費の内製化による利益率向上です。この3つを精密な数値根拠とともに評価書面に落とし込むことが、債務超過でも特定技能の許可を勝ち取る最短ルートです。KICKコンサルティングは、この一連のプロセスをワンストップでサポートいたします。
なぜ「中小企業診断士」が書く評価書は圧倒的に強いのか?

自社作成や安価な代行では「通らない」本当の理由
特定技能の評価書面を「できるだけ安く済ませたい」「自社で作れるなら自社でやりたい」と考えるのは、経営者として当然の感覚です。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
まず、自社作成のケースを考えてみましょう。自社で評価書面を作成する場合、多くの企業は顧問税理士に相談し、決算書のデータをもとに簡単なコメントを付した書面を提出します。しかし、これでは不十分です。なぜなら、税理士の本業は「過去の数字を正確に記録すること(税務会計)」であり、「未来の数字を合理的に予測すること(管理会計・経営コンサルティング)」ではないからです。入管が求めているのは後者――すなわち、将来の事業計画の蓋然性を専門的な見地から評価した書面です。
次に、安価な作成代行サービスについてです。近年、「特定技能 評価書面 作成代行」と検索すると、数万円程度の低価格を謳うサービスが多数表示されます。しかし、こうしたサービスの多くは、テンプレートに数字を当てはめるだけの機械的な作業であり、その企業固有の事業構造や業界特性を踏まえた分析が行われていないのが実態です。
不許可になった案件を分析すると、共通する問題点が浮かび上がります。
- 数字の裏付けがない楽観的な計画:「来期は売上20%増を見込む」と書いてあるのに、その根拠(新規受注の見込み、既存取引先との契約状況等)が一切記載されていない。
- 業界特有の論点が欠落:建設業であるにもかかわらず、未成工事受入金・未成工事支出金の分析がない。経審との連動が一切考慮されていない。
- 財務分析の深度が浅い:売上と利益の推移だけを記載し、自己資本比率の改善予測、限界利益率の変化、キャッシュフロー計算書に基づく資金繰り分析が欠けている。
- 第三者としての客観性がない:自社作成の場合、「お手盛り」と見なされるリスクが高い。客観的な立場からの評価であることが伝わらない。
入管の審査官は、毎日何十件もの申請書類に目を通すプロフェッショナルです。テンプレートの使い回しや根拠の薄い計画書は、一目で見抜かれます。結果として不許可となれば、再申請までの時間的ロスに加え、書類作成のコストも再度発生します。「安い」は、結果として「高くつく」のです。
中小企業診断士の財務分析力が「当局の信頼」を勝ち取る
では、なぜ中小企業診断士が作成する評価書面は高い信頼性を持つのでしょうか。その理由を、3つの観点から説明します。
第一に、「国家資格」としての信頼性です。中小企業診断士は、中小企業支援法に基づく国家資格であり、経済産業大臣が登録する唯一の経営コンサルタント資格です。企業の経営状態を診断し、改善策を提言することがまさに本業であり、評価書面の作成はその専門性が最も発揮される領域です。入管の審査官にとっても、「中小企業診断士が評価した書面」は、単なる意見書ではなく、専門家による客観的な分析結果として重みを持つものになります。
第二に、管理会計の視点です。先述の通り、税務会計は「過去の記録」が中心ですが、管理会計は「未来の意思決定」を支援するための会計手法です。中小企業診断士は、CVP分析(損益分岐点分析)、限界利益率の算定、固定費・変動費の構造分析、キャッシュフロー計算書の作成など、まさに入管が「見たい」と思っている未来志向の財務分析を行う能力を持っています。
具体的には、以下のような分析を評価書面に盛り込みます。
| 分析項目 | 内容 | 評価書面での活用 |
|---|---|---|
| 自己資本比率の改善予測 | 現在の債務超過額から、年間の利益積み上げにより何年で解消できるかを算定 | 「3年後に債務超過解消」等の具体的タイムラインを提示 |
| 限界利益率分析 | 外注費の内製化による変動費率の低下と限界利益率の向上を数値化 | 外国人材受入れによる具体的な利益改善効果を提示 |
| 損益分岐点売上高 | 固定費÷限界利益率で算定し、現在の売上水準との余裕度を分析 | 「安全余裕率」を示すことで経営の安定性をアピール |
| キャッシュフロー予測 | 受注残・入金サイト・支払サイトを勘案した月次の資金繰り予測 | 外国人材への報酬を安定的に支払えることを立証 |
第三に、事業再生の実務経験です。これが最も重要かもしれません。中小企業診断士の中でも、事業再生やターンアラウンドの実務経験を持つ専門家は、金融機関との交渉経験(リスケジュール=返済条件変更の実績)、経営改善計画策定支援事業(いわゆる405事業)の実績、赤字企業をV字回復させた具体的なノウハウを持っています。こうした「机上の分析」ではなく「実戦で鍛えられた知見」に基づく評価書面は、入管の審査官にとって圧倒的な説得力を持ちます。
KICKコンサルティングの「事業再生プロフェッショナル」としての重み
KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)は、単なる「書類作成代行業者」ではありません。当社は、認定経営革新等支援機関(経済産業省認定)であり、M&A支援機関登録も完了している、事業再生と経営支援の専門機関です。
当社の代表は中小企業診断士・事業再生マネージャーの資格を有し、120社以上の中小企業を支援した実績があります。建設業、製造業、小売業、飲食業など幅広い業種の経営課題に向き合い、事業再生、マーケティング支援、補助金申請サポートなど、ワンストップでの経営支援を提供してまいりました。
特に建設業については、以下のような強みを持っています。
- 建設業会計の深い理解:完成工事高、完成工事原価、未成工事受入金、未成工事支出金など、建設業特有の勘定科目を正確に読み解き、分析に反映できる。
- 経審との連動:経営事項審査の評点改善と、外国人材受入れによる技術力評価(Z評点)の向上を一体的に計画できる。
- 金融機関対応の実績:リスケ中の企業であっても、金融機関との調整を経た上で、矛盾のない評価書面を作成できる。
- 事業再生の実績:405事業(経営改善計画策定支援事業)や事業再構築補助金など、公的支援制度を活用した再生支援の豊富な実績。
特定技能の評価書面は、「誰が書くか」が結果を左右します。建設業の会計と経営実態を理解し、事業再生の実務経験を持つ中小企業診断士に依頼すること――これが、債務超過からの突破を実現する最も確実な方法です。KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)は、貴社の評価書面作成を、企業評価書の費用面でもご安心いただける形でサポートいたします。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
【逆転劇】2期連続赤字・債務超過の土木会社が特定技能5名を採用できた理由

経営者の危機感――「このままでは、工事が回らない」
本章では、実際の支援事例をベースに(守秘義務の観点から一部改変しています)、債務超過の土木会社がどのようにして特定技能5名の受入れ許可を獲得したのかを、リアルなストーリーとしてお伝えします。
A社は、関東地方に本社を置く土木工事会社です。創業は昭和時代にさかのぼり、地域のインフラ整備を長年にわたって支えてきた老舗企業です。公共工事を主力とし、国土交通省や地方自治体からの受注実績も豊富で、経審の総合評定値も一定水準を維持していました。
しかし、近年の経営環境の急変がA社を直撃します。ベテラン職人の相次ぐ引退により現場の施工能力が低下する一方で、若手の採用は困難を極めました。不足分は外注で補っていましたが、外注費の増大が完成工事原価を圧迫。さらに、資材価格の高騰が追い打ちをかけ、直近2期連続で営業赤字に転落、純資産はマイナス(債務超過)に陥っていました。
A社の社長は危機感を強くしていました。「外注に頼り続ければコストは膨らむ一方。しかし、日本人の若手は来てくれない。このままでは受注した工事すら回せなくなる。」そこで、特定技能制度を活用して外国人材を受け入れることを決断します。しかし、顧問税理士に相談したところ、「債務超過だから難しいのではないか」と言われてしまいます。それでも諦めきれないA社の社長は、インターネットで情報を調べる中でKICKコンサルティングにたどり着き、無料相談を申し込みました。
初回診断で見えた「3つの突破口」
KICKコンサルティングの中小企業診断士がA社の財務資料を精査したところ、以下の3つの突破口が浮かび上がりました。
【突破口1】受注残が過去最高水準だった
A社の直近決算は赤字・債務超過でしたが、期末時点での受注残高は約2億円と、過去5年間で最も高い水準にありました。これは、A社の技術力と信頼が市場で評価されている証拠です。受注残が潤沢であるということは、来期以降の完成工事高が相当程度見込めることを意味します。問題は、「仕事はあるのに、人がいないから利益が出ない」という構造でした。
【突破口2】赤字の主因は「外注費率の急上昇」だった
A社の完成工事高は減少しておらず、むしろ微増傾向にありました。しかし、完成工事原価のうち外注費の比率が3年前の25%から直近期は40%まで跳ね上がっていました。これは、職人不足を外注で補った結果であり、A社自身の技術力や市場での競争力が低下したわけではありません。赤字の原因が明確(外注費の急増)であり、その原因を除去する手段(外国人材による内製化)も明確――これは、評価書面で「改善の蓋然性」を示す上で非常に有利な状況です。
【突破口3】金融機関との関係が良好だった
A社はメインバンクに対してリスケジュール(返済条件変更)を実行中でしたが、金融機関との関係は良好で、毎月の試算表の提出や定期的な面談を欠かさず行っていました。金融機関がリスケに応じているということは、金融機関自身がA社の事業継続可能性を認めていることの裏返しです。このことを評価書面に適切に記載すれば、入管に対しても「金融機関が支えている企業である」というメッセージを伝えることができます。
評価書面に落とし込んだ「V字回復ストーリー」
KICKコンサルティングは、これら3つの突破口をベースに、A社の評価書面を以下の構成で作成しました。
| 評価書面の構成 | 記載内容のポイント |
|---|---|
| 1. 企業概要と事業の沿革 | 創業からの歴史、公共工事の受注実績、地域への貢献、経審の総合評定値 |
| 2. 財務状況の分析 | 直近3期の損益推移、債務超過に至った原因分析(外注費率の急増を主因として特定) |
| 3. 事業環境と受注状況 | 受注残高2億円の内訳(公共工事○件、民間工事○件)、主要取引先との継続取引状況 |
| 4. 収益改善計画(3年間) | 特定技能5名の受入れ→外注費率を40%から28%に改善→営業利益率を△3%から+4%に回復→3年後に債務超過解消 |
| 5. キャッシュフロー計画 | 月次ベースでの資金繰り表、外国人材への報酬支払いに十分な資金余力があることを立証 |
| 6. 金融機関の支援状況 | メインバンクによるリスケ支援の継続、経営改善に向けた金融機関との協調関係 |
| 7. 経審点数の改善見通し | 外国人材の受入れによるZ評点(技術力)の向上予測、Y評点(経営状況)の改善シミュレーション |
| 8. 中小企業診断士の総合評価 | 上記分析を総合し、「A社は外国人材を安定的に雇用できるだけの事業基盤と改善見通しを有している」と結論 |
特に力を入れたのは、第4項の収益改善計画です。ここでは、単に「売上を増やします」「コストを削減します」といった抽象的な記述ではなく、案件別の原価構成を分解し、外注費から人件費への転換による限界利益率の変化を、損益計算書のシミュレーションとして提示しました。
計算のロジックは以下の通りです。
- 直近期の完成工事高:4億円
- 直近期の外注費:1.6億円(外注費率40%)
- 特定技能5名受入れ後の内製化想定:外注費の30%(約4,800万円分)を内製化
- 5名の年間人件費(社会保険料等含む):約2,000万円
- 年間のコスト削減効果:4,800万円 − 2,000万円 = 約2,800万円
- さらに、施工力向上による新規受注の取り込み:年間3,000〜5,000万円の売上増加を見込む
この結果、3年目には営業利益が黒字に転換し、累積損失の解消とともに債務超過から脱却するという具体的なタイムラインを提示しました。
結果:許可取得、そしてA社の新たなスタート
評価書面を含む一連の申請書類を入管に提出した結果、A社は無事に特定技能5名分の在留資格認定証明書を取得しました。2期連続赤字・債務超過・リスケ中という三重苦の状態であったにもかかわらず、許可が下りたのです。
許可が下りた後のA社の変化は劇的でした。5名の特定技能人材が現場に入ったことで、外注に頼らずに工事を進められる体制が整い、外注費率は初年度で約32%まで低下。さらに、施工体制の安定化により、これまで断らざるを得なかった案件にも対応できるようになり、完成工事高は前年比115%に伸長しました。
A社の社長はこう語ります。「最初は『債務超過だから無理だ』と思い込んでいた。でも、KICKコンサルティングに相談して、うちの会社にもまだ伸びしろがあることを数字で示してもらえた。外国人材が現場に来てくれて、本当に会社が明るくなった。」
この事例から学べること
- 債務超過・赤字・リスケ中であっても、許可取得は可能。
- 不許可を回避するカギは「赤字の原因を特定し、その解決策として外国人材の受入れを位置づける」ロジック。
- 受注残・外注費率・金融機関の支援状況は、建設業ならではの強力なエビデンスになる。
- 経審の点数改善と連動させることで、計画の説得力が飛躍的に向上する。
- 中小企業診断士による精密な財務分析と数値シミュレーションが、入管の信頼を勝ち取る。
【解決】建設業の評価書面に関するよくある質問(Q&A)

最後に、建設業の経営者様からよくいただくご質問にお答えします。疑問を解消して、安心して次のステップに進んでいただければ幸いです。
Q. 債務超過を解消するまで何年くらいの計画が必要ですか?
Q. 評価書面の作成にかかる費用はどのくらいですか?
Q. 最短でどのくらいのスケジュールで作成できますか?
Q. リスケジュール中ですが、評価書面の作成は可能ですか?
Q. 技能実習と特定技能、どちらの制度を選ぶべきですか?
Q. 遠方ですが、対応してもらえますか?
Q. JV(共同企業体)案件が多い場合、評価書面に影響はありますか?
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