
あなたの経営改善計画は、「作ったら終わり」になっていないでしょうか。
補助金申請や銀行対応のために計画書を作成したものの、その後、実行が伴わず、数年で計画と現実のズレが大きくなり、気づけば経営状況は改善どころか悪化している。中小企業の経営者の間では、こうした悩みが増えています。
一方、資金繰りに課題を抱える経営者の多くが見落としていることがあります。それは、経営改善計画の策定そのものが経営改善の第一歩ではなく、計画を通じて「経営の見直し」を迫られるという現実です。自社の収益構造を正直に向き合い、銀行と一緒に改善に取り組むプロセスの中でこそ、初めて経営は変わります。
本記事では、国の補助を活用して経営改善計画を策定し、実行まで伴走支援を受ける「早期経営改善計画策定支援事業」について、中小企業診断士の視点から、その全貌と導入メリット、そして失敗しない進め方をお伝えします。
無料相談のご案内
経営改善計画の策定について「まず何から始めたらいいのか分からない」という方向けに、KICKコンサルティングでは無料診断を提供しています。認定支援機関による専門家の視点から、貴社の現状と課題を整理いたします。
【毎月3社限定】無料経営改善診断の詳細はこちら
タップできる目次
経営改善計画が「通ればいい」で終わっていないか

銀行融資の審査や補助金申請で「事業計画書を提出してください」と言われたとき、多くの経営者は書類作成を専門家に丸投げしています。書類が承認されたら、その計画書は引き出しの中に眠ったまま。こうした光景は珍しくありません。
しかし、実は銀行や公的機関は「計画の完成度」ではなく「経営者が経営を見直す姿勢」を見ています。国が実施する「早期経営改善計画策定支援事業」(以下、本事業)の目的も、単なる「計画書の作成」ではなく、「経営者が自社の経営を見直す契機」を提供することにあります。
たとえば、あなたの会社の資金繰りが危ないと感じても、その原因が売上不足なのか、原価管理の甘さなのか、それとも過剰な設備投資なのか、正確に把握できていない経営者は少なくありません。そこで専門家と一緒に「ビジネスモデル俯瞰図」「実績・計画資金繰り表」「月別アクションプラン」を作成するプロセスで、初めて経営の現実が見えるのです。
国の制度を活用すれば、計画策定支援の費用の2/3(最大50万円の約33万円)を国が補助してくれるため、低コストで専門家の支援を受けられます。つまり、「経営改善=高額な経営コンサル」という固定概念を打ち破ることができるのです。
銀行が経営者に求め始めた「資金繰り管理」の現実

ここ数年、銀行の融資姿勢が大きく変わりました。以前は「売上と利益があれば融資」という判断でしたが、今では「正確な資金繰り計画を持っているか」「経営者が自社の経営課題を認識しているか」を問われるようになっています。
背景にあるのは、金融庁が銀行に「単なる融資機能」ではなく「経営者と一緒に企業価値を高める伴走支援」を求める方針転換です。つまり、銀行側も「返済能力がある」ことを示すためだけの計画書ではなく、「経営を改善する意志とプロセス」が可視化された計画を評価するようになったわけです。
一方、中小企業の経営改善課題は深刻です。中小企業庁が定期的に実施する企業経営力調査によれば、資金繰り管理や月次採算管理の仕組みを持たない企業は依然として多く、そうした企業ほど経営危機に陥りやすい傾向が続いています。
「うちは毎月の試算表も見ていない」「資金繰り表なんて作ったことがない」という経営者であれば、それが銀行との信用格差を招く最大の原因かもしれません。早期経営改善計画策定支援事業は、そうした「基本的な経営管理の仕組みづくり」を国が支援する制度なのです。
自社だけの経営改善では限界がある理由

「経営改善くらい、自社でやればいいのでは」と考える経営者も多いでしょう。しかし、実は専門家の支援が不可欠な理由が3つあります。
【1】経営者の「勘」が判断を曇らせる
長年経営してきた経営者ほど、自分の経験則に頼り、データに基づいた判断ができていないケースが増えます。「この商品は売れる」「このお客さんは絶対に逃さない」という感覚で経営を進めた結果、気づけば採算割れ商品を抱えている、といった状況に陥るのです。
専門家は、その経営者の「勘」を客観的データで検証し、「あなたの直感は実は間違っている」と指摘できる立場にあります。これは内部スタッフやコンサルタント関係者では難しい指摘です。
【2】「正しい分析フレームワーク」の不足
自社の経営課題を認識するには、SWOT分析、ローカルベンチマーク、損益分岐点分析、パレート分析(80/20の法則)など、体系的なフレームワークが必要です。これらを正しく運用できない経営者が、自力で経営改善計画を作ると、浅い分析に終わり、銀行や支援機関に「これでは納得できない」と指摘されることになります。
【3】「伴走支援による軌道修正」の欠如
計画を立てた後が肝心です。実際に実行する過程で、市場環境が変わったり、予想外の経営課題が浮上したりします。そのとき、専門家による月次の伴走支援があれば、計画と現実のズレに素早く対応でき、経営改善の実現率が劇的に高まります。自社だけでは、その都度の判断ミスが積み重なり、結局計画は形骸化するのです。
つまり、経営改善は「計画立案」と「実行支援」の両輪が揃ってこそ成果が出るのです。
国の補助を活用した「早期経営改善計画」の全体像

「早期経営改善計画策定支援事業」は、中小企業庁が実施する支援制度で、認定経営革新等支援機関(認定支援機関)が中小企業に対して経営改善計画の策定と3年間の伴走支援を行う際、その費用の一部を国が負担するものです。
■ 補助の内容と上限額
| 支援内容 | 上限額 | 国が負担(2/3) | 経営者負担(1/3) |
|---|---|---|---|
| 計画策定支援 | 50万円 | 約33万円 | 約17万円 |
| 伴走支援(3年間) | 30万円 | 約20万円 | 約10万円 |
| 事業承継先探索(オプション) | 10万円 | 約6.7万円 | 約3.3万円 |
つまり、計画策定と3年間の伴走支援を合わせても、経営者の実質負担は30万円程度に抑えられます。通常、民間のコンサルタントに経営改善計画の策定と3年の伴走支援を依頼すれば、150万円~200万円以上かかるケースがほとんどです。この制度を活用すれば、6分の1~7分の1のコストで専門家の支援を受けられるわけです。
■ 対象企業の要件
本事業の対象となるのは、次のような企業です。
- 資金繰り管理や採算管理など基本的な経営改善の取組が必要な企業
- 認定支援機関との支援契約を結ぶ意思がある企業
- 金融機関(メインバンク)に経営改善計画を提出する企業
- 計画策定後、最初の決算時から3年間、伴走支援に取り組む意思がある企業
つまり、「経営を見直し、改善する覚悟がある企業」であれば、業種・業態・企業規模を問わず、活用できるのです。
ポイント
本事業は「補助金」ではなく「支援制度」です。計画策定に要する費用の一部を国が補助するものであり、返済義務はありません。また、計画の承認を得たからといって、別途「借入金」が自動的に付くわけではありませんが、銀行との関係が深まり、今後の融資交渉が有利になることは確実です。
実践的な計画策定の5ステップ

では、実際に経営改善計画はどのように策定するのでしょうか。認定支援機関が実施する支援プロセスをお伝えします。このステップを理解することで、「自社には何が必要か」が見えてきます。
【ステップ1】現状分析:ビジネスモデル俯瞰図の作成
まず、あなたの会社のビジネスモデルを「見える化」します。具体的には、次の項目を整理します。
- 顧客層(誰に売っているのか)
- 提供商品・サービス(何を売っているのか)
- 営業チャネル(どこで売っているのか)
- 仕入先・調達先
- 主要な原価項目と利益構造
- 競合他社との差別化ポイント
この作業では、経営者が「当たり前だと思っていた」ビジネスモデルの歪みが、初めて明らかになります。たとえば、「この商品の利益率は自分が思っていたより低い」「実は特定の顧客に依存しすぎている」といった気づきが生まれるのです。
【ステップ2】財務分析:直近3年の損益計算書と貸借対照表の詳細読み込み
過去3年の決算書をもとに、売上・利益・原価率の推移、債務状況、キャッシュフローの動きを細かく分析します。ここで重要なのは、数字の背景にある「経営の現実」を理解することです。
たとえば、売上が増えているのに利益が減っている場合、その理由は何か。商品ミックスの変化か、原価率の上昇か、販売管理費の増加か。この原因特定が、経営改善策の精度を決めるのです。
【ステップ3】資金繰り計画:月別の「現金の流れ」を可視化
経営者が最も見落としやすいのが、「利益が出ているのに資金繰りが悪い」という矛盾です。これは、売上債権の回収期間、仕入債務の支払期間、設備投資のタイミングなど、複数の要因が複合的に作用した結果です。
月別の資金繰り表を作成することで、「毎月のキャッシュフロー」が見える化され、「いつ資金ショートのリスクが高いか」が明確になります。このとき、過去3年の実績資金繰り表を遡及的に作成することで、「自社の資金繰りの癖」を理解することができるのです。
【ステップ4】経営課題の明確化とアクションプラン策定
現状分析から導き出された経営課題に対して、具体的な改善策を落とし込みます。V字回復プロジェクトの実装プロセスでは、次のような改善策が検討されます。
- 売上構造の改善:商品別・顧客別の採算分析に基づいた営業活動の最適化
- 原価管理の強化:原価率の目標設定と、月次での進捗管理
- 資金繰りの改善:売上債権の回収期間短縮、仕入債務の支払期間最適化
- 固定費の見直し:必要性が薄れた経営資源の整理
- 内部統制の整備:月次試算表の作成体制、決算の正確さの向上
これら改善策は、「いつまでに」「誰が」「何をするか」という粒度まで落とし込まれ、月別・四半期別のマイルストーンが設定されます。
【ステップ5】計画の金融機関への提出と伴走支援の開始
策定した経営改善計画は、メインバンク(又は準メインバンク)に提出されます。この際、単なる書類提出ではなく、経営者と専門家が一緒に銀行を訪問し、計画の意図や実現可能性を説明することが重要です。
その後、計画策定後の最初の決算時から3年間、専門家による伴走支援が開始されます。この期間、少なくとも年2回(決算期と中間決算期)は専門家と面談し、計画と実績のズレを確認し、必要に応じて修正・改善を加えていくのです。
経営改善計画の実行で手に入るもの

では、この制度を活用して経営改善計画を実行した後、経営者は具体的に何を手に入れるのでしょうか。単なる「利益の増加」ではなく、経営体質そのものが変わることを体験できます。
■ 目に見える経営成果
資金繰り管理の仕組みが整えば、毎月の試算表が正確に作成されるようになり、翌月の資金ショートのリスクが事前に把握できるようになります。「いつ銀行に返済資金がなくなるか」という経営の最大の不安が、軽減されるのです。
また、原価管理や商品別採算分析が進めば、「この商品は本当に儲かっているのか」という経営判断が正確になり、営業戦略がシャープになります。結果として、利益率が改善し、売上が同じでも手取りが増える状況が生まれるのです。
■ 銀行との関係の深化
経営改善計画を金融機関に提出することで、銀行側も「この企業は経営を真摯に改善しようとしている」と評価します。その結果、金利の優遇、返済期間の延長、新規融資の承認など、融資条件が改善される可能性が高まります。
特に、資金繰りが改善すれば、銀行からの信用スコアが上がり、必要な資金調達がしやすくなるのです。
■ 経営者の心理的安定
最も重要なのが、経営者の心理的な変化です。毎月「数字でどうなっているのか正確に把握できている」という状態は、経営者の判断を冷静にします。感情的な経営判断が減り、データに基づいた意思決定ができるようになるのです。
また、経営課題が明確化されれば、「何をやるべきか」が見える化され、経営者の仕事の優先順位が明確になります。結果として、休日を返上して経営危機に対処する、という悪循環から脱することができるのです。
■ 後継者への資産引き継ぎ
経営改善計画を策定する過程で、「このビジネスモデルで何が稼ぎの柱か」「どの顧客が重要か」「どのプロセスに課題があるか」という経営の本質が言語化されます。これは、事業承継時に後継者に伝える最高の「経営の教科書」になるのです。
自社対応の落とし穴と専門家支援の役割

「経営改善計画くらい、自社で作ればいい」と考える経営者もいるでしょう。しかし、以下の落とし穴があることを知っておいてください。
■ 落とし穴1:「正しい分析」の困難さ
経営者が自社の課題を分析する際、往々にして「願いの分析」になります。つまり、「売上が増えればいい」「利益率が改善すればいい」という願いは持っていても、「なぜ現在の状態に至ったのか」という根本原因の究明が浅いのです。
専門家による分析は、経営者の「勘」を客観的データで検証し、「あなたが思い込んでいたことは実は違う」という指摘ができます。
■ 落とし穴2:「銀行が納得する根拠」の不足
自社で作成した経営改善計画を銀行に提出しても、「これでは説得力がない」と指摘されることが多いのです。その理由は、市場分析が浅い、実現可能性の根拠が不足している、といった点です。
一方、認定支援機関の認定を受けた専門家が作成した計画は、金融庁が定める「実務指針」に準拠しており、銀行側も一定の信頼度を持って評価するのです。
■ 落とし穴3:「計画の実行率」の低さ
最大の落とし穴は、作成した計画が実行されないという現実です。自社で計画を作ると、市場環境が変わったり、予想外の経営課題が浮上したときに、「計画の修正」が先送りになりやすいのです。
一方、認定支援機関による伴走支援があれば、月次の面談を通じて計画と実績のズレが把握され、素早く対応策が打たれます。この「外部からの目」と「定期的なチェックの仕組み」が、計画実行を強制する力になるのです。
■ 専門家支援の本当の役割
早期経営改善計画策定支援事業における専門家の役割は、「計画書を作成する」ことではなく、「経営者の経営判断をサポートする」ことです。
つまり、経営者が「自社の経営を見直し、改善する」というプロセスに付き添い、データに基づいた判断を促し、実行段階で軌道修正を加える、という伴走役なのです。この役割があるからこそ、単なる「計画書」が「実行される計画」に変わるのです。
KICKコンサルティングの早期経営改善計画サポート

KICKコンサルティング株式会社(銀座本社)は、中小企業庁から認定経営革新等支援機関として認定されており、早期経営改善計画策定支援事業の支援機関として活動しています。
■ 私たちの支援の特徴
【1】中小企業診断士による「現場主義」のアプローチ
代表の松本昌史は、MBA(経営管理修士)・中小企業診断士・事業承継士・1級ファイナンシャル・プランニング技能士として、150社以上の中小企業の経営改善をサポートしてきました。保険代理店での10年勤務で1,100名の相談実績も持ち、「経営者の悩みをリアルに理解する」ことが強みです。
【2】「数字と現場」を両立させた分析
経営改善計画は、決算書やシステムから出てくる数字だけでは作成できません。実際の営業現場、製造現場、事務所の効率性など、「リアルな経営」を見ることで、初めて実現可能な改善策が生まれます。私たちは、常に「数字」と「現場」を往復しながら計画を策定します。
【3】銀行との関係構築を重視
計画策定後、その計画を金融機関に提出する際、単なる書類提出ではなく、経営者と一緒に銀行を訪問し、計画の背景と実現可能性を説明するお手伝いをします。これにより、銀行との信用関係が深まり、その後の融資交渉が有利になるのです。
【4】3年間の伴走支援による確実な改善実行
計画策定は「スタート」に過ぎません。その後の3年間の伴走支援で、計画と現実のズレを定期的に確認し、必要に応じて改善策を修正・強化していきます。この「ガバナンス」がなければ、計画は形骸化するのです。
■ 支援の流れ
ステップ1:無料初期診断(1回目の面談)
貴社の現状をお伺いし、経営改善計画の策定が本当に必要か、また可能かを診断します。この段階では、料金は一切発生しません。
ステップ2:支援契約と計画策定(2~4ヶ月)
KICKコンサルティングと貴社の間で支援契約を締結し、本格的な計画策定に入ります。この期間、複数回の面談を通じて、現状分析から改善策の検討まで、すべてのプロセスを進めていきます。
ステップ3:中小企業活性化協議会への申請
策定した計画案を、中小企業活性化協議会に申請します。同協議会の助言を踏まえて、計画を最終化させます。
ステップ4:金融機関への提出
完成した経営改善計画をメインバンク(又は準メインバンク)に提出します。この際、経営者と専門家が一緒に銀行を訪問し、計画の背景と実現可能性を説明します。
ステップ5:伴走支援(3年間)
計画策定後の最初の決算時から3年間、専門家による伴走支援が開始されます。決算期と中間決算期に面談を行い、計画と実績を比較検討し、必要に応じて改善策を修正していきます。
■ 費用負担の実際
早期経営改善計画策定支援事業を活用した場合、貴社の実質負担額は以下の通りです。
| 項目 | 合計額 | 国が負担 | 貴社負担 |
|---|---|---|---|
| 計画策定支援 | 50万円 | 約33万円 | 約17万円 |
| 伴走支援(3年間) | 30万円 | 約20万円 | 約10万円 |
| 合計 | 80万円 | 約53万円 | 約27万円 |
つまり、計画策定と3年間の伴走支援を合わせても、貴社の実質負担は約27万円です。
初回のご相談は完全に無料です。「本当に経営改善計画が必要か」「自社でも実現可能か」といった判断も、専門家との対話を通じて行えます。相談したからといって、契約を強制されることはありません。貴社の経営判断を尊重し、必要に応じて他の支援策のご提案もいたします。
よくある質問と回答(Q&A)

Q1:早期経営改善計画策定支援事業は、どのような企業が対象ですか
A1:資金繰り管理や採算管理など基本的な経営改善の取組が必要な中小企業・小規模事業者であれば、業種・業態・企業規模を問わず対象となります。ただし、金融機関(メインバンク)に計画を提出する意思があり、その後3年間の伴走支援に取り組む意思がある企業が条件です。つまり、「経営を改善する覚悟がある企業」であることが最も重要なのです。
Q2:通常のコンサルティングとの違いは何ですか
A2:最大の違いは、金融機関との連携が組み込まれていることです。計画策定から金融機関への提出、その後の3年間の伴走支援まで、一連のプロセスが制度化されており、銀行側も計画の信頼性を認識しています。また、費用の2/3が国から補助されるため、経営者の負担が軽いのも特徴です。通常のコンサルティングは150万円~200万円以上かかることが多いのに対し、この制度では3分の1程度の費用で実現できます。
Q3:計画策定にはどのくらいの期間がかかりますか
A3:通常、初期診断から計画の完成まで2~4ヶ月程度かかります。ただし、現状分析の複雑さや経営課題の深さによって、期間は前後する可能性があります。また、策定後、中小企業活性化協議会の助言を踏まえて計画を修正する期間も想定する必要があります。
Q4:計画を金融機関に提出したら、自動的に融資が承認されますか
A4:いいえ、融資の承認は別問題です。ただし、経営改善計画を提出することで、銀行側は「この企業は経営を真摯に改善しようとしている」と評価し、融資条件(金利、返済期間など)が改善される可能性が高まります。また、現在融資を受けていない場合でも、計画があることで初めて融資交渉の門が開く場合もあります。
Q5:伴走支援とは具体的に何をするのですか
A5:伴走支援では、計画策定後、少なくとも年2回(決算期と中間決算期)の面談を行い、計画と実績の進捗状況を確認します。もし計画と実績にズレが生じている場合は、その原因を分析し、改善策を修正・強化します。また、新たな経営課題が浮上した場合も、専門家がアドバイスを行い、計画の現実性を維持するお手伝いをします。
Q6:計画策定中に経営環境が大きく変わった場合、計画は修正できますか
A6:はい、修正可能です。ただし、策定後の修正は中小企業活性化協議会の承認が必要な場合があります。重要なのは、「市場環境の変化に柔軟に対応する」ことと「経営改善の本質的な方向性は変わらない」というバランスを取ることです。
Q7:複数の金融機関と取引がある場合、計画はどこに提出しますか
A7:原則として、メインバンク(又は準メインバンク)に提出します。ただし、複数の金融機関に同じ計画を提出することも可能です。経営者と専門家の相談の上、最適な金融機関を選定し、計画を提出します。
Q8:後継者がいない場合でも、計画は作成する価値がありますか
A8:はい、大きな価値があります。計画策定プロセスを通じて、「このビジネスモデルの本質」「何が稼ぎの柱か」「どの顧客が重要か」といった経営の根本が言語化されます。これは、事業承継先の探索や、M&Aでの企業評価時にも活用できる重要な資産になるのです。また、本事業には「事業承継先探索に伴う企業概要書作成」の補助メニューもあるため、後継者問題と経営改善を並行して進めることができます。
Q9:計画作成後、もし経営改善がうまくいかなかった場合はどうなりますか
A9:3年の伴走支援の中で、計画と実績のズレが大きく、抜本的な事業再生が必要と判断された場合は、別の支援メニュー(「経営改善計画策定支援事業(通常枠)」や「中小企業活性化協議会における事業再生支援」など)への移行を検討することになります。つまり、経営改善計画は「事業再生」への入口としても機能するのです。
最後に
経営改善計画は、「作成して終わり」ではなく、「経営者が自社の経営を見直し、改善する」というプロセスの中で初めて価値を発揮します。その過程で銀行との関係も深まり、資金調達がしやすくなり、経営者の判断も冷静になります。
「うちの経営は大丈夫」と考えている経営者も、一度専門家に現状診断してもらうことをお勧めします。自分では気づかない課題が見えてくるはずです。
経営改善計画の策定と3年間の伴走支援
国が費用の2/3を補助。
貴社の実質負担は、計画策定と3年間で約27万円(月額7,500円)
※初回相談は完全無料。売り込みはありません。









コメント