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建設会社の“悩み”
建設業では、表面的には売上が立っているにもかかわらず、決算を終えると赤字、もしくはほぼ利益が残らないという企業が少なくありません。
特に中小・小規模の建設会社では、次のような構造的課題を抱えているケースが多く見受けられます。
社長やご担当者の方へ。“あなた”は今、このようなお悩みを抱えていませんか。
✓ 工事量は増えているが、利益が比例して増えない…
✓ 現場は忙しいのに、資金繰りが常に不安定…
✓ 月次では黒字に見えても、年次決算では赤字…
このような“悩み”を抱えつつも、通常の業務で手一杯となり、何も対策できずに不安だけが残るケースが非常に多いです。
実際、中小企業庁が公表している中小企業白書でも、建設業は固定費比率が高く、利益構造の可視化が不十分な業種であることが示されています。
このような状況下で、経営者が「なぜ赤字なのか」を正確に説明できない場合、根本的な立て直しは困難になります。
売上拡大が赤字を深刻化させるメカニズム

赤字が続くと、多くの経営者は次のような行動を選択しがちです。
3つのリスク
01. とにかく受注を増やす
02. 多少単価を下げても仕事を取る
03. 人を増やして現場を回す
一見すると合理的に見えますが、損益分岐点を把握していない状態での売上拡大は、かえって経営を悪化させる危険性があります。
理由は明確です。
01. 固定費がどれだけ回収できているか不明
02. 限界利益が不足したまま工事量だけが増加
03. 忙しさと赤字が同時に拡大
の状態では、
「仕事は増えたのに資金が残らない」
「忙しい割に会社が良くなっている実感がない」
という悪循環に陥ります。
実際に、金融機関から
「売上はあるが、利益体質ではない」
と指摘される建設業の企業は少なくありません。
赤字脱却の王道は「損益分岐点」の明確化

赤字企業を立て直すために必要なのは、特別なノウハウではありません。
王道は、損益分岐点を明確にし、数字に基づいて経営判断を行うことです。
損益分岐点の基本定義
損益分岐点売上高とは、
限界利益(売上高-変動費)と固定費が一致する売上水準を指します。
この水準未満 → 赤字
この水準超過 → 利益が発生
つまり、
損益分岐点を超えた売上は、すべて経常利益に転換される
という極めて重要な指標です。国税庁でも、限界利益・固定費の考え方は明確に整理されています。
建設業で特に重要な二つの視点
損益分岐点において特に重要な要素は次の2点です。
2つの重要論点
01. 固定費の最適化
02. 限界利益率の改善
|01. 固定費の最適化
建設業の固定費は、売上に関係なく発生するため、損益分岐点を大きく左右します。
代表的な固定費は次の通りです。
正社員・役員の人件費
車両維持費
事務所賃料
各種保険料
特に見直し余地が大きいのが、法人保険・事業保険です。
長年加入したまま内容を精査していない場合、
補償内容が重複している
現在の事業規模に対して過剰
目的が不明確
といった状態になっていることがあります。
※保険の見直しについては、弊社で支援可能です。
|02. 限界利益率の改善
限界利益率とは、
売上のうち、固定費回収と利益に使える割合を示す指標です。
建設業では、次のような取り組みが有効です。
低採算工事の可視化と選別
外注費構造の見直し
工事単価の再設定
「コスト削減には限界がある」と感じている企業ほど、
限界利益率という視点が欠落しているケースが多く見受けられます。
赤字幅縮小から利益確保へ

損益分岐点を明確にし、
固定費と限界利益率を継続的に管理すると、経営には次の変化が現れます。
赤字幅が段階的に縮小
一定の売上超過で確実に利益が残る構造
資金繰りの安定
これは、一時的な経費削減ではなく、
利益を生み続ける仕組みづくりです。
弊社では、これまで多数の中小企業支援を通じて、
数字を起点とした経営改善が最も再現性が高いことを確認しています。
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